キミの隣、笑顔のあなた



バイト終わり、家に帰っていた私は、さっそく茉胡にメールをした。

『何がどうしたの?』

『進路希望調査...
 どうしよう・・・』

『茉胡、大学行きたいの?』

『んー・・・』

『あのね、うちさ、介護系の仕事につきたいんだよね。』

『介護?』

『うん。だから、大学行った方がいいのか、専門学校に行くべきか・・・』

『んー。それはよく分からないけど...
 大学なら大学でどこがいいのかとか、どういうところがいいのかちゃんと調べて、専門学校なら専門学校で調べて決めたほうがいいかと思う。』

『・・・うん。』

『あと、おばさんおじさんとも話してね。
 就職したときの給料とかもあると思うから。』

『...なるほどなあ!!
 うん、よしわかった。ありがとう!!』

『うん』

『あ、そういえばさ!!・・・』

それから少しメールを続けて、一回返すのをやめた。

お兄ちゃんがいたからそういうのには、結構詳しかったりする私。


・・・そっかあ。進路か。


私は、大学に行くと中学校の時から決めていた。

中1の時澄にいに数学を教えてもらってから、澄にいが数学の先生になるっていうのは知ってた。


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