キミの隣、笑顔のあなた
3st story 想い
私が澄にいへの恋心を自覚したのは、4年前。
———————まだ中学1年生の秋だった。
中学校に入り半年。
私は小学校から続けているバスケット部に入っていた。
クラスメイトとも打ち解け、同じクラスで、同じ部活の茉胡とも仲が深まってきたころ。
小学校の時とは勉強の環境も、クラスの雰囲気も、男女仲も。
すべてが違っていた。
もともと、そこまでしゃべることが上手ではない私は、茉胡と仲良くしてるだけで十分だった。
でも、私の周りのかわいい子や、かっこいい子などは、カップルになっている人も多かった。