キミの隣、笑顔のあなた
そんな中、3年生が引退してからすぐレギュラーになった私と茉胡は、毎日部活部活部活と、部活漬けの日々。
でも正直、恋とかしている暇はなかった。
まして彼氏なんて、いても正直一緒にいる時間はないし、ほしいとも思わなかった。
それは茉胡も同じようだった。
明るく人気者の茉胡は告白されることもしばしばあったが、すべて断っていた。
「申し訳ないとは思うけどさ・・・。
今のうちたちにさ、彼氏とどうやって時間作れっての。」
笑いながらも、申し訳なさそうに茉胡は言った。
「ほんとだね。」
でも残念だが、茉胡の言うこともその通りなのだ。