キミの隣、笑顔のあなた
私たちがバスケ部のレギュラーで試合に出てることは結構知られている。
先月の新人戦、全校応援があって試合を応援してもらったから。
「それにしても茉胡、新人戦でさらにモテてるね。」
その全校応援の時、最強コンビネーションでたくさん得点を稼いだ茉胡はエースとして全校に名が知られ、さらに人気者に。
「あはは。色んな人に応援してもらえるのはうれしいけどね。
んー、でも、告白されるのはなあ。
絶対振るしかないし。振るのも大変なんだよ!」
「うん。わかる。心痛いよね。
って私は告白されたことないけど。」
あはははははっ!って笑いながら、日々を過ごしてる。
恋なんて、今の私たちには無関係。
そんな感じだった。
——————あの日までは・・・。