キミの隣、笑顔のあなた
そんな私と正反対の茉胡の人柄や、性格がいつも私を助けてくれた。
だから、私も茉胡の支えになりたいと思ってるし、いろんな話をもっとしたいとも思ってる。
好きなことの話も、お互いの楽しい話も、愚痴だって、恋バナだって。
でも、今の私には純粋に茉胡の好きな人の話を聞くことはできない。
なぜなら・・・
「あっ!そう言えばね。昨日、珍しく澄さんから電話かかってきたの!
夕方だったんだけどさ、毎日メールしてるのに2時間も電話しちゃった。」
——————————―ッ。
———————————ズキズキズキズキ。
......ほら。こうなるから。
茉胡はそんな私の様子に気づくはずもないけど。
一生気づいては欲しくないし、気づかれてはいけない。