キミの隣、笑顔のあなた
いつも優しくて、茉依ーって言って遊んでくれて。たまに数学を教えてくれる。
そんな優しい澄にい。
恋愛感情とか、そう言う難しいことは無しに、私の中で澄にいとお兄ちゃんが一番なのと同じように、澄にいのなかで私は一番なんだと勝手に勘違いしてた自分に気づく。
でも、澄にいの彼女の存在をはっきり知った今。
澄にいが私以外の人を大事にしてるのが、すごく悲しかった。
なんで、こんなに嫌なんだろう。
苦しいんだろう。悲しいんだろう。
———————ああ。そっか。
私、澄にいが好きなんだ。
好き。好きなんだ。
恋愛感情で、好きなんだ。