キミの隣、笑顔のあなた
「ついたーー!!!!!」
元気に建物を指さす茉胡。
最寄駅から電車に乗り、30分ほど、駅を出て徒歩5分もしないうちに茉胡の言う目的地に到着した。
着いたのは、ボーリングやカラオケ、ゲーセンやスポーツができるエリアなどで人気のアミューズメント施設だった。
「ここ?」
「そう!!茉依、前ここに来たいって言ってたでしょ?
うちも来てみたかったし!」
さ、はいろー!と言いながら私の腕を引っ張り建物の中に入る。
「最初はー、ボーリングね!」
「なんでもいいよ、茉胡に任せる。」
私は何にもわからないので、茉胡についていき、とりあえずボーリングの受付をすませた。
どうやら、そのエリアごとでお金を払う制度のようで・・・。
——————お年玉貯めといてよかった。