キミの隣、笑顔のあなた
財布から、諭吉さんや樋口さん、野口さんまでいなくなってしまうのは悲しいが、楽しいから結果オーライ、だね。
「勝った方がお昼おごりね!」
「え、私の誕生日会でしょ?茉胡が払ってくれないの?」
「勝負事には、関係ありませーん!!」
いくよー!とそのまま元気に支持されたレーンへと歩いていいく茉胡。
・・・お金が。
バイト始めてよかった。
そう思いながら、茉胡を慌てて追いかけた。
「次はあっちに行きたい!」
私が指さしたのはスポーツができるエリア。
いつもはこんなにはしゃがない私が、こんなにはしゃいでいるのは・・・
「茉依って、ボーリング得意だったっけ?」
ボーリングほぼほぼ初心者の私がボーリング対決に見事勝利をしたからだ。