キミの隣、笑顔のあなた
「今日は神様に好かれてるね。
食べながらできるみたいだから、食べながらやろう。」
茉胡に買ってもらったお昼を手に持ち、受付に向かう私。
ボーリング対決によほど自信があったのか、負けて落ち込んでいる茉胡。
こうやって2人っきりで一日中遊ぶのは久しぶりで楽しくて、茉胡のそんな姿にも笑ってしまう。
「待ってよー!!!」
どんどん先に進む私を追いかけるように、後ろから悲しい声が近づいてきた。
「最初何やるー?」
受付を済ませ、とりあえずご飯食べようか、ということになり、ちょうど太陽が真南に向いているこの時間が、今日のランチタイム。
「んー、私はテニスがいいな、テニスやってみたい。茉胡は?」