キミの隣、笑顔のあなた
どうして私にそのことを言ったの?
茉胡の得意科目は文系のはず。どうして理系に来たいなんて・・・。
理系に来たら、私は同じクラスになれるかもしれないっていうのがあるし、あと2年、茉胡と同じクラスになれたらすごくうれしいけど。
わざわざ苦手なほうに自分から飛び込む必要はないと思う。
いろいろな疑問が私の頭を埋め尽くしている中、やっと茉胡が口を開いた。
「そ、それはやっぱり、茉依と同じクラスになりたいから。
私が文系いったら、茉依とは絶対に同じクラスになれないけど、理科と社会の選択一緒にしたら、同じクラスになれるかもしれないじゃん?」
「え、あ、うん。」