キミの隣、笑顔のあなた
「それに、うちの学校って、進学校ではないけど、大学に行く人も多いじゃん?
うちね、古典と英語得意だけど、別に好きなわけじゃないんだ。
だったら、理系いっても理解できるだろうし、それより苦手な数学を勉強できる理系に行ったほうがいいかなって。
茉依の数学の教え方、うちにあってるから、同じ進度のほうが勉強会とかも教えやすいかなって。」
まあ、まだ大学に行くって決めたわけじゃないけどって笑いながら言って、ジュースを飲む茉胡。
「でも、茉胡って、数学苦手どころじゃないでしょ?
中学の時は、数学の成績だけ下から数えたほうが早かったでしょ。」
「うっ、いや、そうだけど・・・。
やっぱり、茉依と離れたくないんだもん!」
「・・・・・」
そう言ってくれるのはうれしいけど・・・、それで成績が落ちたりとかしたら元も子もない。