キミの隣、笑顔のあなた
「茉依ー、バドは?」
「あ、いいかも。練習すればいい運動になるしね。」
周りが動きだしている中、私と茉胡は動かないで座っていた。
”他にも出ない?” の話だ。
茉胡がくるっと後ろを向き、そんなことを言ったので私はすぐ了解した。
このクラスはどっちかって言うと女子の方が少なめなので、女子を必要としている競技は絶対に人数が足りなくなってしまう。
だから、誰かが2つ掛け持ちすることになる。
それに、バドミントンなんて絶対楽しそう。
うん、出ない理由はない。
「じゃ、そうしようか!でも、ほかに出たい人いたら、譲ろう。」
「うん、そうだね。
あ、そういえばさ・・・」
それから他愛もない話をしているうちに、あっという間に休み時間は終わり、競技決めの時間になった。