キミの隣、笑顔のあなた




「えー、では、競技を決めていきたいと思います。
 まずは、バレーボールから・・・」

バレーボールの選手決めは、男女ともに選手はすぐに手が上がり、補欠は後で決めればいいだろうということですぐ終わってしまった。

「では、次バスケをやりたい人ー。」

茉胡が後ろを向いたので、それに目を合わせうなずき手を挙げようとしたその時・・・



「あの!バスケは、茉胡ちゃんと茉依ちゃんがいいと・・・思います!!」



私たちの廊下側と正反対の窓側に座る女の子が、手を挙げて私と茉胡を推薦してくれた。

クラスの視線が一斉に私たちのほうに向く。




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