キミの隣、笑顔のあなた
葉菜ちゃん、唯香ちゃん、那美ちゃんが呆然としたまま言ったと思ったら、
「絶対優勝じゃん!うちら。茉胡ちゃんも、茉依ちゃんもいたら、負ける気がしない!」
と3人ではしゃいでいる姿をみて、今度は私が呆然と固まった。
「え?私そんな茉胡ほどバスケうまくないよ。」
謙遜とかじゃなく、本当に。そう見えるのは、たぶん茉胡がとてつもなくうまいから。
「茉依は自分のうまさに気づいてないのさー。
ま、とりあえず、このメンバーでがんばろーよー!」
茉胡の言葉に3人は「うん!」と元気に返事をしてくれ、何とかうまくおさまった。