魔法学園の管理人


そいつ!で寝っ転がったまま、俺は思いっきり白オオカミを指差した。

腕には包帯が巻かれていて、その反動で頭とのばした腕がズキリと痛む。

が、その先には、そろえた前足にアゴをのせ、耳がたれた、イゲンがミジンにも感じられない白オオカミがしょぼくれていた。
背後に『ショボーン』の文字が見えそうなくらい。

……え?何?
俺?俺のせいなの?

腕と頭の痛みを忘れるほどの数時間前と異様な変わりぶりに、ポカーンと(参考:ポカ―(o゚Д゚o)―ン)オオカミ……ルーポを見つめた。

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