魔法学園の管理人


「ほら、ルーポ。早く謝りなよー。
その黒髪のヒト、驚いてるよー」

ケラケラ笑う女。
謝るって、さっき俺が食われそうになったことについてか。

「……すまなかった。少年」

蚊の鳴くような、すんげー小さな謝罪が聞こえて来た。
うーん、声が低いぶん、でかい体とずいぶんミスマッチだな。

< 27 / 71 >

この作品をシェア

pagetop