魔法学園の管理人


「ぐっ……」

上下左右にゆさぶられる他に、
逆さまで急上昇、急降下、波線飛行。

台風に放り込まれたような勢いで回され、
遠心力で優介が背中から離れた。

「ひっ…!」
「優介っ!」

慌てて手首をひっつかんで戻すが、
今のでわかった。
…これ、少しでも手を離したら、やばい。



< 5 / 71 >

この作品をシェア

pagetop