黒狼と3年前の真実 【短編】
セカンドデポの屋上にあたし1人出た。
あの疲れる空間にいてると余計疲れる。
そしてお酒臭い。
「あれ〜、りーちゃん?」
「円さん?」
「円でいいよー。こっちおいでよ。」
屋上には先客がいた。
もう夕方か、夕日が沈みかけていた。
「本当はもっと早くにりーちゃんに会いたかったんだけどさ、僕、警察官って立場だからなかなか会えに来れなかったんだ。」
元黒狼の幹部が警察官ってのも驚く。
真面目になったんだね。