冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
「リョウ、電話に出た?」
「いえ。留守番電話だったので、西原先生と食事に行くことと今日の報告がしたいのでまた連絡くださいとだけ伝えました。でも、よく考えたら向こうには時差があって悪いことしたなって」
「律儀ー!さすがみぃちゃんだね。リョウはそんなの気にしないよ!よしっ、折り返しがかかってこない間にご飯行こう!どこに行こうか?」
西原先生が駐車場まで車を取ってくるから外来の玄関で待っていてと言ってくれたのでその間に諒に電話を掛けるも留守番電話。
掛けたあと、気がついた。時差があることに。こっちでは夜の六時半だけど、向こうはまだ明朝。非常識にも程がある。
いつも、掛けてくれているから甘え過ぎていたかもしれない。
「えっ?あっ、西原先生はどこがいいですか?」
「俺に聞いてもいいの?だったら個室の薄暗い雰囲気のあるエスニック料理にするけど」
「・・・パワーをつけたいので、焼肉でお願いします」
「ちぇっ。はーい。じゃあ焼肉食べに行こうか」
西原先生の連れて来てくれた焼肉屋さんは、個人経営の小さなお店だったけれど、すごく繁盛していて、お客さんがいっぱいだった。
値段もそんなに高くないけれど、お肉はどれも美味しくて、ケガも忘れて「美味しい」「美味しい」と焼き奉行に徹してくれている西原先生に甘えてどんどんと食べ進めた。
「いえ。留守番電話だったので、西原先生と食事に行くことと今日の報告がしたいのでまた連絡くださいとだけ伝えました。でも、よく考えたら向こうには時差があって悪いことしたなって」
「律儀ー!さすがみぃちゃんだね。リョウはそんなの気にしないよ!よしっ、折り返しがかかってこない間にご飯行こう!どこに行こうか?」
西原先生が駐車場まで車を取ってくるから外来の玄関で待っていてと言ってくれたのでその間に諒に電話を掛けるも留守番電話。
掛けたあと、気がついた。時差があることに。こっちでは夜の六時半だけど、向こうはまだ明朝。非常識にも程がある。
いつも、掛けてくれているから甘え過ぎていたかもしれない。
「えっ?あっ、西原先生はどこがいいですか?」
「俺に聞いてもいいの?だったら個室の薄暗い雰囲気のあるエスニック料理にするけど」
「・・・パワーをつけたいので、焼肉でお願いします」
「ちぇっ。はーい。じゃあ焼肉食べに行こうか」
西原先生の連れて来てくれた焼肉屋さんは、個人経営の小さなお店だったけれど、すごく繁盛していて、お客さんがいっぱいだった。
値段もそんなに高くないけれど、お肉はどれも美味しくて、ケガも忘れて「美味しい」「美味しい」と焼き奉行に徹してくれている西原先生に甘えてどんどんと食べ進めた。