冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
こんなときに、赤信号。
さっきからただでさえ、胸の高鳴りが収まらないというのに、社長が言った今の一言に自分でもわかるくらい、心臓の音が大きくなっている。
視線を感じ、社長をチラ見すると、今度は頬が熱くなって赤くなった気がした。王子様の笑顔は、破壊力が強すぎる。
それなのに、更に、ポンポンとまた頭を撫でられ、どうしていいのかわからない。
『ジョルフェムの大切な社員だからな』
そう、そう。私は社長の大切な社員。当たり前のことなのに、少しだけがっかりしたのは、内緒。
でも、私、今日からこの社長と一つ屋根の下で暮らすことになるなんて、
ふと、顔を上げて窓に映る自分の姿。二十三とは、思えないほどの童顔。メイクは教えてもらったけれど、そこまでうまくない。
目はかろうじてぱっちり二重だけれど、鼻は小さくて、唇も小さい。全体的に小さなパーツ。髪の毛は少し前にカラーとカットをした。美容師さん任せのアッシュベージュブラウンにゆるふわウェーブ。
さっきからただでさえ、胸の高鳴りが収まらないというのに、社長が言った今の一言に自分でもわかるくらい、心臓の音が大きくなっている。
視線を感じ、社長をチラ見すると、今度は頬が熱くなって赤くなった気がした。王子様の笑顔は、破壊力が強すぎる。
それなのに、更に、ポンポンとまた頭を撫でられ、どうしていいのかわからない。
『ジョルフェムの大切な社員だからな』
そう、そう。私は社長の大切な社員。当たり前のことなのに、少しだけがっかりしたのは、内緒。
でも、私、今日からこの社長と一つ屋根の下で暮らすことになるなんて、
ふと、顔を上げて窓に映る自分の姿。二十三とは、思えないほどの童顔。メイクは教えてもらったけれど、そこまでうまくない。
目はかろうじてぱっちり二重だけれど、鼻は小さくて、唇も小さい。全体的に小さなパーツ。髪の毛は少し前にカラーとカットをした。美容師さん任せのアッシュベージュブラウンにゆるふわウェーブ。