冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
テーブルの上にはたくさんのお料理。さっき取りに行った焼きたてパンとフワフワのオムレツを筆頭にサラダやソーセージ、フルーツなど、とても一人じゃ食べきれない量。
「いただきます。うん、美味い。やっぱりチーズとハムを入れたのが正解だった」
社長が先に食べるのを確認したあと、私も、「いただきます」と焼きたてパンを手に取った。焼きたてパンは種類も豊富で十種類以上のパンが並んでいる。
その中から、私は一番食べたいと思ったサクサクのクロワッサンと抹茶が練りこまれたパンを選んだ。
「この抹茶のパン、本当に美味しいです。こんな美味しいパン、初めて食べたかもしれない」
「ん、どれどれ?本当だ、美味いな。パンなんて久々に食ったけど美味いな。みぃもほら、口開けろよ。オムレツ、まだ食ってないだろ?」
この人は、サラッとこういうことをやる。今、私が食べていた抹茶のパンを食べたことは分かると思う。問題は、その食べ方。お皿に置いてある残りのパンを食べるわけではなく、私が持っていたパンを私の手から奪い取った。
当然、こんなことをされた私は、思考停止。それなのに、こともあろうか私に口を開けろとまで要求。これはまさに恋人同士がやる『あーん』。
「いただきます。うん、美味い。やっぱりチーズとハムを入れたのが正解だった」
社長が先に食べるのを確認したあと、私も、「いただきます」と焼きたてパンを手に取った。焼きたてパンは種類も豊富で十種類以上のパンが並んでいる。
その中から、私は一番食べたいと思ったサクサクのクロワッサンと抹茶が練りこまれたパンを選んだ。
「この抹茶のパン、本当に美味しいです。こんな美味しいパン、初めて食べたかもしれない」
「ん、どれどれ?本当だ、美味いな。パンなんて久々に食ったけど美味いな。みぃもほら、口開けろよ。オムレツ、まだ食ってないだろ?」
この人は、サラッとこういうことをやる。今、私が食べていた抹茶のパンを食べたことは分かると思う。問題は、その食べ方。お皿に置いてある残りのパンを食べるわけではなく、私が持っていたパンを私の手から奪い取った。
当然、こんなことをされた私は、思考停止。それなのに、こともあろうか私に口を開けろとまで要求。これはまさに恋人同士がやる『あーん』。