冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
夜、九時。ようやく今日の仕事も終わり。
いつものように社長が待ってくれているからとショップを出て、裏の駐車場まで急ぎ足で向かっていると、後ろから強く腕を引かれた。
「涼!?」
「やっと捕まえた。お前、電話してもちっとも出ないからここで待ってたんだ」
「お母さん?ここの場所教えたの。で何の用?」
「何の用じゃねぇだろ。あんな報告受けてんだから気になってわざわざ来たんだよ。でお前、今その加害者の家にいるって?」
私を待ち伏せしていた涼は夜だというのに大声でまくし立てる。お母さんにはちゃんと社長が電話で謝罪と現状を伝えてくれたし、お母さんもそれを聞いて安心してくれたのに。
「加害者なんて言い方やめてくれる?」
「加害者だろうが。それにお前、こんな時間まで働いてんのか?もう九時だぞ!」
「あのね、ショップが八時までなんだからそれから掃除やいろいろしていたらこんな時間になるに決まってるでしょ」
いつものように社長が待ってくれているからとショップを出て、裏の駐車場まで急ぎ足で向かっていると、後ろから強く腕を引かれた。
「涼!?」
「やっと捕まえた。お前、電話してもちっとも出ないからここで待ってたんだ」
「お母さん?ここの場所教えたの。で何の用?」
「何の用じゃねぇだろ。あんな報告受けてんだから気になってわざわざ来たんだよ。でお前、今その加害者の家にいるって?」
私を待ち伏せしていた涼は夜だというのに大声でまくし立てる。お母さんにはちゃんと社長が電話で謝罪と現状を伝えてくれたし、お母さんもそれを聞いて安心してくれたのに。
「加害者なんて言い方やめてくれる?」
「加害者だろうが。それにお前、こんな時間まで働いてんのか?もう九時だぞ!」
「あのね、ショップが八時までなんだからそれから掃除やいろいろしていたらこんな時間になるに決まってるでしょ」