冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
「手首の捻挫だね。通常の生活ができるまでは最低二週間ほどかかるからそれまでは安静にね」
社長が連れてきてくれた病院は、この辺りでは有名な総合病院。社長の後をついていくと、外科病棟の一室で待っていてくれたのは、黒髪短髪、爽やか系の笑顔が優しそうな先生。
とりあえず、痛むところを聞かれたので、最初はどこも痛むところはないと言った。だけど、右手を見せてほしいと言われてしまった。
結局すぐにレントゲンを撮ると言われ、撮った結果がそれだった。
「あ、あの・・・私、本当に大丈夫です」
「ダメだよ。ちゃんとサポーターで固定してしっかりと治さなきゃ痛みが酷くなるし、治らなくなっちゃうからね!それに、なんで君、さっきから遠慮してるの?」
「・・・うちの社員だからだ」
「あっ、そうなんだ。じゃあ、リョウに遠慮してるんだね?でも、遠慮して、放っておいたら本当に酷くなるからちゃんと痛いときは痛いって言わなきゃダメだよ?わかった?」
「・・・はい」
「じゃあ、とりあえずサポーターで固定しておくからまた、一週間後に見せてくれるかな?あっ、僕は、ここで外科医をやってる西原光貴(にしはらこうき)です。今日から君の主治医だから、病院に来ないと、リョウに言うからね」
「心配するな。俺が完治するまで責任もって、こいつの面倒はみるから」
社長が連れてきてくれた病院は、この辺りでは有名な総合病院。社長の後をついていくと、外科病棟の一室で待っていてくれたのは、黒髪短髪、爽やか系の笑顔が優しそうな先生。
とりあえず、痛むところを聞かれたので、最初はどこも痛むところはないと言った。だけど、右手を見せてほしいと言われてしまった。
結局すぐにレントゲンを撮ると言われ、撮った結果がそれだった。
「あ、あの・・・私、本当に大丈夫です」
「ダメだよ。ちゃんとサポーターで固定してしっかりと治さなきゃ痛みが酷くなるし、治らなくなっちゃうからね!それに、なんで君、さっきから遠慮してるの?」
「・・・うちの社員だからだ」
「あっ、そうなんだ。じゃあ、リョウに遠慮してるんだね?でも、遠慮して、放っておいたら本当に酷くなるからちゃんと痛いときは痛いって言わなきゃダメだよ?わかった?」
「・・・はい」
「じゃあ、とりあえずサポーターで固定しておくからまた、一週間後に見せてくれるかな?あっ、僕は、ここで外科医をやってる西原光貴(にしはらこうき)です。今日から君の主治医だから、病院に来ないと、リョウに言うからね」
「心配するな。俺が完治するまで責任もって、こいつの面倒はみるから」