遠まわりの糸
駅まで、カオリを挟んで3人で歩いた。
「サク、昨日は泉川さんのメガネ弁償したんでしょ?」
「ああ、俺が悪いんだけどさ、少しはイメチェンになったと思うよ」
「サク、なんか嬉しそう」
「葵ってさ、意外と話しやすいんだよな」
「え、泉川さんのこと『あおい』って呼ぶんだ」
「いや、葵が最初敬語ぬけなくて、『あおい』って呼ぶから、俺のことも『さく』って呼べよって言ったんだ」
「そうなんだ・・・」
あれ、カオリなんでヘコむわけ?
「カオリ、月末の試合って何時から?」
洋介が突然、違う話題をふってきた。
「ちょっと待って、えっと、10時から。
っていうか、さっき渡したスケジュールに書いてあるよね。
ちゃんと見てよね!」
「はいはい、すみませーん」
「反省してるようには見えないけど」
タイミングよく、ラーメン屋に着いた。
「じゃあまた、明日ね」
「じゃあな、カオリ」
「おつかれー」
ラーメンがくるまでの間、スケジュールを写メしていたら、
「サク、なんでわざわざ写メするわけ?」
洋介に突っこまれた。
「葵に送るんだよ、お互いあいてる日は一緒に勉強することにしてて」
「べ、べんきょー?
サク、頭でも打ったんじゃねーの?」
「打ってねーよ、ただ、葵に教えてもらうんだよ」
「まさかとは思うけど、泉川と同じ大学めざしてんの?」
「んなわけねーだろ、スポーツ推薦も厳しそうだし、大学へは実力で合格しないとまずいから」
「大学ね・・・」
「洋介は、高校卒業したらどーすんの?」
「考え中」
「まー、まだ時間はあるしな」
「サク、昨日は泉川さんのメガネ弁償したんでしょ?」
「ああ、俺が悪いんだけどさ、少しはイメチェンになったと思うよ」
「サク、なんか嬉しそう」
「葵ってさ、意外と話しやすいんだよな」
「え、泉川さんのこと『あおい』って呼ぶんだ」
「いや、葵が最初敬語ぬけなくて、『あおい』って呼ぶから、俺のことも『さく』って呼べよって言ったんだ」
「そうなんだ・・・」
あれ、カオリなんでヘコむわけ?
「カオリ、月末の試合って何時から?」
洋介が突然、違う話題をふってきた。
「ちょっと待って、えっと、10時から。
っていうか、さっき渡したスケジュールに書いてあるよね。
ちゃんと見てよね!」
「はいはい、すみませーん」
「反省してるようには見えないけど」
タイミングよく、ラーメン屋に着いた。
「じゃあまた、明日ね」
「じゃあな、カオリ」
「おつかれー」
ラーメンがくるまでの間、スケジュールを写メしていたら、
「サク、なんでわざわざ写メするわけ?」
洋介に突っこまれた。
「葵に送るんだよ、お互いあいてる日は一緒に勉強することにしてて」
「べ、べんきょー?
サク、頭でも打ったんじゃねーの?」
「打ってねーよ、ただ、葵に教えてもらうんだよ」
「まさかとは思うけど、泉川と同じ大学めざしてんの?」
「んなわけねーだろ、スポーツ推薦も厳しそうだし、大学へは実力で合格しないとまずいから」
「大学ね・・・」
「洋介は、高校卒業したらどーすんの?」
「考え中」
「まー、まだ時間はあるしな」