姫色-Hime*iro-


つくづくお嬢様学校の恐ろしさ(というか先生のやる気のなさ)を感じながら、帰る支度をする。



「あ、そうだ。おじょ…あ、由妃さん。
勉強とか、教えて下さいね。」



「……」



アレ?



「ウサギに頼むのは無理じゃ。」



と、いつの間にかやって来ていた桜庭さんが言う。



「なぜです?」



「ユヒは、昔から勉強だけは出来ないんです。」



と、こちらもいつの間にかやって来ていた桃井さんが言った。




…ここの学校の人達は皆急に登場するんだな。



授業に忍術というのでもあるのだろうか?

やりかねないからな。ここの先生達なら。



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