姫色-Hime*iro-

*見上げる先に…


夜―――…




「宮部、ちょっと…」




俺は、当主に名前を呼ばれ、当主の部屋に行った。




「どうだった?学校は。」



「どうって…お嬢様は楽しそうでしたけど…」




帰り道のでのことは…言わないほうがいいだろう。




「そうか。それはよかった。」



「えぇ。」



「なぁ、宮部。
俺は過保護すぎるのだろうか?」



「よく…分かりませんけど…
あなたのなさることに、間違いはないと思いますよ。」




きっと…




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