毎日だって好きって言うよ。
先輩のお遊びの中の一人なんて嫌だ。
私は、先輩の特別になりたい。
そう伝える度に、先輩の顔色はみるみる変わっていく。
いつもそうだ。
優しい柔和な表情から、冷たく鋭い表情になる。
「それは絶対にあり得ないよ」
ほらね。瞳に影を落として拒絶が始まる。
絶対って…。
絶対ってさ…。
そこまで言いますかねこの人はっ!
その言葉に、とうとう私の中の何かが音を立ててキレた。
「いいですか先輩。よーく聞いて下さいよ?
世の中に、“絶対”なんて存在しないんです」
「ピヨちゃん。顔怖い。ゴル◯みたい。」
「そりゃゴ◯ゴにもなりすわっ!!
何で絶対だなんて言うんですか!?分からないじゃないですか!!今日好きじゃなくても、明日は好きになるかもしれないじゃないですかっ!!」
詰め寄る私を、先輩は無表情のまま抵抗もせずに受け入れる。
「それがないから言ってるの。絶対にだよ」
いたって冷静に。
こーのーイーケーメーンーがぁぁぁぁっ‼︎‼︎‼︎