毎日だって好きって言うよ。


「なんじゃそりゃ!すっごいムカつく!!」と言って、今にもお弁当をぶちまけそうなしーちゃん。


ムカつくのもそうなんだけど、すっごい怖かったッス。はい。


女子の心に潜む悪魔を垣間見ましたとも。


「つーか友野!あんたは何してたのよっ!」


「…いや、ヤバイ感じになったら体張って止めるつもりで見てたけど…。
ホラ。よくじーちゃんに女の喧嘩には首突っ込むなって教わったからさ…」


「…ぐっ…友野にしては賢明な判断…!」


「俺っつーか、じーちゃんがな。」



友野のじーちゃん、一体何があったんだろう…?


てのはこの際、置いておいておくとして。



「てか、それより何より、東阪先輩だよっ!」



私は、ギクッと肩を揺らす。


「その女の言いなりになって、一緒に帰っちゃったんでしょ!?」


「う…ん…」


ショックじゃなかったって言えば嘘になる。


悠太先輩は、優しいから…


自分だけが残ってでも、手伝ってくれるって、


勝手にそう思ってた。


誕生日の日の件もあって、私ちょっと自惚れてたのかな…。
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