毎日だって好きって言うよ。
こんな事聞きたくなかったのに…
嫌な感情が胸の中で膨れ上がって、いっぱいになって、どんどん溢れ出てきてしまう。
そんな私に先輩は冷たい視線を向けると、
「だったら何?」
そう言って今までにないくらい、私を突き放した。
“だったら何”?
つまり先輩。
否定はしないんですね?
私や友野が困っているのに、何とも思わないんですね?
私は、その場に立ち上がる。
先輩が貸してくれたコートも、膝の上にあったお弁当も、全部虚しく地面に落ちる。
先輩の…
先輩の…………
「先輩のあんぽんたんっ!!!!!!」
私はそれだけ言い放って、逃げるようにその場を走り去った–––––
*
「はぁ?本当に大丈夫なのかよ?」
「本当だってば!しつこいなー!!」
放課後。
今日も居残り作業に参加すると言って、友野が私の机まで迎えにきてくれたのを、私は今日はいいと断った。
「今日は、悠太先輩も岸中先輩も来てくれるみたいだしさ!今まで休んでた分、部活頑張ってきなよ!!」
はい。
皆様、お分かりの通り、コレは真っ赤な嘘でございます。
嫌な感情が胸の中で膨れ上がって、いっぱいになって、どんどん溢れ出てきてしまう。
そんな私に先輩は冷たい視線を向けると、
「だったら何?」
そう言って今までにないくらい、私を突き放した。
“だったら何”?
つまり先輩。
否定はしないんですね?
私や友野が困っているのに、何とも思わないんですね?
私は、その場に立ち上がる。
先輩が貸してくれたコートも、膝の上にあったお弁当も、全部虚しく地面に落ちる。
先輩の…
先輩の…………
「先輩のあんぽんたんっ!!!!!!」
私はそれだけ言い放って、逃げるようにその場を走り去った–––––
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「はぁ?本当に大丈夫なのかよ?」
「本当だってば!しつこいなー!!」
放課後。
今日も居残り作業に参加すると言って、友野が私の机まで迎えにきてくれたのを、私は今日はいいと断った。
「今日は、悠太先輩も岸中先輩も来てくれるみたいだしさ!今まで休んでた分、部活頑張ってきなよ!!」
はい。
皆様、お分かりの通り、コレは真っ赤な嘘でございます。