毎日だって好きって言うよ。
「あー…。じゃあ、今日は悪いけどそうさせてもらうわ。
でも、もしあの2人来なかったら、絶対俺呼べよ!?」
「わーかってるって!ホラ!行った行った!」
クシャッと私の髪を撫でてから、「サンキュ!」と言って教室を出て行く友野に、私は心細さが悟られぬように笑顔で手を振った。
さて…と、
どうしたもんかな……。
取り敢えず重い足取りで、大原先生に作業途中で預けていた新しいプログラムを受け取りに職員室に行く。
「今日はこんなもんかね。」
そう言って渡されたプログラムだけでも、
「ゔっ…」
かなりの重量とボリューム。
これを今日は1人でさばくのか……。
いや、陽伊代!
自分で決めたことだ!
やるっきゃないでしょーよ!
「今日は1人で作業かい?」
大原先生は不思議そうに首を傾げる。
「ま、まぁ…」
「大変だろ?僕も少し手伝おうか?」
ううっ…なんて優しいんだ大原先生…。
あのハイスピードでチョークをぶん投げる人とは到底思えない…。
心配そうに私を見る大原先生に、私は小さくかぶりを振る。