毎日だって好きって言うよ。


あぁ。ホラ。


先輩がそうだから、また溢れてきちゃうんですよ。


鬱陶しがったって、もう知りませんからね。



「悠太先輩…大好き…。すっごくすっごく、大好きです…」


私の腕を掴む先輩の手に自分の手を添えて、ありったけの想いを伝える。


外は寒かったのかな?


私の為に冷たくなった先輩の手に、私の熱が伝わることを願う。



「ピヨちゃん…」



私を呼ぶ先輩に視線を上げれば、そこには熱っぽい瞳で私を見ている悠太先輩がいて…。


あぁ。

今日は突き放さないのかな…。


なんて、浮かされつつある思考の隅でそんなことを思った。



届け。


どうか届いて。


そして、受け止めて。


私の想い–––––––



悠太先輩の手が、私の頬にそっと添えられる。


「悠太先ぱ……」




–––––––––ガラッ



「陽伊代ー。お前まだ残ってー……っっ!!」



あ。友野部活終わったんだ。


お疲れー。



って!違うっっ‼︎‼︎



コレは…いつぞやのデジャヴではないか!


友野の背後に黒いオーラがぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎
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