毎日だって好きって言うよ。
「あれ?トモキくん居たの?」
そして、私の頭をポンポン撫でながら余裕の笑みでそう言う先輩のセリフが、そんな友野に追い討ちをかけ……
「と、友野…!これには深いわけが…」
「俺は“トモノ”ダァァァァァァ‼︎‼︎‼︎‼︎」
爆発した。
*
「ぶっ!くくくく…」
「しーちゃん。笑い過ぎ。」
次の日。
今朝はしーちゃんと駅で待ち合わせをして、一緒に登校することになりました。
只今昨日あった出来事をしーちゃんに報告中です。
「いや、ごめん!と、友野がっ…あまりにも不憫でっ…!」
不憫だから笑うって、悪魔かこの子は。
それにしても友野。
名前間違えられたくらいで、何であんなに怒るかね?
あの後、部活が終わった友野も交えて、結局3人で作業をした。
その間も友野はムッツリ顔で、先輩を睨み付けたりなんかして…。
もう!
そんなに先輩が嫌なら帰ればいいのにさ!
絶対に私の側を離れようとしない友野は、一体何なわけ!?
これがアレか!
思春期に父親が鬱陶しくなるアレか!!