毎日だって好きって言うよ。
『分かったよ。一緒に作業しよう。
これからは俺も通常の時間に参加するよ』
『せっ…先輩ぃぃぃ〜〜〜!!!』
抱きつこうとする私を、先輩はやっぱり顔面キャッチするけど、嬉しさのあまりそんなの気にならないもんねっ!
『へへっ』
ニヤけるのが止まらない私に、なぜか不満な表情の友野。
『まぁ、俺が守ればいい話だしね…』
そう先輩が呟いたのに、有頂天の私が気付くはずもなく、
文化祭準備も、とうとう佳境を迎えようとしているのです。
––––––
「なに上手くまとめてんの。何も問題は解決されてないじゃないの」
「えーーー!?」
「えーーー!?じゃないっ。あんたこのままだと、東阪親衛隊に抹殺されるわよ」
「で…ですよね…」
学校の校門に差し掛かれば、何も知らないクラスメイト達が「おはよー!」と挨拶してくるのに対し、真っ青な私と小気味良い笑顔のしーちゃんが同時に挨拶を返す。
「それにしても、東阪先輩も何でよりにもよってあんな性格悪魔と遊ぶかねー」
「あ。それ、私も昨日やんわり先輩に聞いた」
「へぇ。で?先輩は何て?」
「……“ヤるのに性格もなんも関係ないでしょ”って……」
「……………最低か。」