毎日だって好きって言うよ。

先輩…胸大っきい子好きですものね。


岸中先輩は間違いなくCカップ以上…。


そして私は……。


チラリと自分の胸を確認する。


相も変わらずぺったんこ。


あ。ヤベ。

泣きそう…。



「まぁ。骨だけは拾ってやるよ。」


「…たのんます」





––––


それから、私と悠太先輩は毎日のように一緒に作業をした。


友野は部活を優先しつつも、作業にも頻繁に参加してくれる。


何が心配なのか、


「いいか!あの先輩と2人で作業する時、絶対に教室のドア閉めきるんじゃねーぞ!?むしろ、窓も全開にしとけ!!んで、コレ!昨日買ってきたから何かあったら絶対鳴らせよ!?」


と言いながら、防犯ブザーを私の手に押し付けてきた。


友野は、先輩を痴漢か何かと勘違いしてるんじゃなかろうか。


ウチのお父さんよりよっぽど心配性だっていう話だ。


岸中先輩は、相変わらず作業に顔は出さない。


だけど近頃、悠太先輩との放課後デートを私に邪魔されたと言って騒いでいる。と風の噂が流れてきた。



これは…そろそろかな…なんて。


えぇ。覚悟はしていましたよ。
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