毎日だって好きって言うよ。

だけどもさ?


こんなに早くこの日がやってこようとは‼︎‼︎‼︎




–––––––ドンッ!


昼休み。


場所は人気の全くない体育館裏。


私に冷ややかな視線を送る、数人の女子の群れ。


その中心核と見られる岸中先輩に肩をど突かれ、よろめいた私は体育館の冷たい壁に背中を打った。



このシチュエーション。


説明しなくとも、もうお分かりでしょう?




「どういうつもりなの?あんた」


腕を組んで、座りに座ったマスカラバシバシのお目々で私を見睨みつける岸中先輩。


「ど…どういうつもりと申しますと?」


頬が引きつっているであろう作り笑顔を浮かべて、質問を質問で返してしまう私。


白々しかったかな…なんて思っている隙もなく、岸中先輩の手が勢いよく私の顔の横の壁に突き刺さる。


ひ、ひぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!


「悠太と2人で委員の仕事なんかして、どういうつもりかって聞いてんのよ」


「わ、私と悠太先輩は、ただ任された仕事をしているだけで…


「そんな事聞いてねーよっ!!!」


ギャーーーーーーッ‼︎‼︎

怖いです!近いです!顔近いです〜〜っ!!!
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