毎日だって好きって言うよ。

いい?陽伊代。


この場を荒立てず、上手くやり過ごす為には、


イチに忍耐!

ニに忍耐!!

サンシが無くて、ゴににぃぃんたぁぁい!!!



「あーあ。悠太にはちょっとガッカリだわ。ここまで見境ないヤツだとは思わなかった。せっかく顔も頭もいいのにブス専とか、ちょっとざんねーん」



に…ん…た……………



「あーそっか。ブスならポイ捨てにはもってこいだもんね。さすが悠太!最低すぎっ!」



岸中先輩の言葉が私の脳内で解析されていく。


そして、全ての解析が終わったと同時に、


必死に保っていた“忍耐”とやらが、頭の中で無残に弾け飛んだ。


「………な…」


「は?何?聞こえないんだけど」





「悠太先輩のぉぉ悪口言うなぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」




「キャーーーッ!!!」




岸中先輩に摑みかかる私。


もう完全に、キレたってやつなんだと思う。


「ちょっと!離しなさいよっ!!」


抵抗する岸中先輩の爪が頬をかすっても、髪の毛を掴まれても、そんなのお構いなしに岸中先輩の肩を掴んだ。
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