毎日だって好きって言うよ。

うん!先輩!


間違いなくコンタクトの度が合ってない!


今すぐ眼科へレッツゴー!



「俺が言ってるのは、外見だけの話じゃないからなぁ…」


「???」



「ピヨちゃんは、間違いなく可愛いってことだよ」


ニコッと笑って、そんな事をサラッと言ってのける先輩は、


間違いなく、私をキュン死にさせる為に作られた殺人兵器だ。



「せ…先輩にそんな事を言われたら、私の寿命いくらあっても足りません…」


「ピヨちゃんは縮まるくらいが丁度いいんじゃない?」



あー!確かに!


ってコラッ‼︎





「ピヨちゃん?」


「は…い?」



「ありがとね。」



「……っ」


優しい笑みを浮かべて、そう言う先輩に私の胸の奥がキュウッと音を立てる。



先輩。


こちらこそ“ありがとう”なんです。


私は先輩に出逢えたから、恋っていうのを知ったんです。


こんなにも誰かを大切だと思える日が来るなんて思ってもみなかったんですよ?


こんなにも誰かの全てを大好きだと思えるなんて、


最高の幸せじゃないですか!



先輩もいつか、この幸せを感じられる日が来ればいいのに。
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