毎日だって好きって言うよ。
仕方ないよね。

先輩への愛が、身体中から溢れちゃってるんだから。




「東阪を追っかけ回してる暇があるなら、少しはあいつを見習え」


「見るのに精一杯で、習えません。」


「泣かすぞ。」



そっかぁ!そっかぁ!

でも、やっぱり悠太先輩は凄いなぁ!


あんなに非の打ち所がない容姿に加えて、頭までいいなんて!


それなのに、その武器を振りかざしたり、自慢したりもしない。

決して気取った態度は取らなくて、高校生とは思えないくらい落ち着いていて…。


あぁ。まずい。

ついさっきまで先輩といたのに、もう先輩に会いたいよ。



「話は以上!」と言ってシッシッと先生に追い払われ、「さようならー」と言ってお辞儀をする。


いそいそと職員室を出ると、


「お疲れさーん。」


廊下の壁に寄りかかり、片手をあげる友野の姿があった。


「友野。ひとりで待っててくれたの?」


「おう。俺、今日部活ねーし。シゲはまだやる事あるから残るってよ」


「しーちゃん日直だもんね。日誌書くのか」


「だろーな」

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