毎日だって好きって言うよ。
本来私は、私のクラスを応援するのが当たり前。
そんな事は重々分かってる。
日々練習に励んでいたリレーの選手の子達や、友野。
彼らの活躍を心から願っているのは、1ミリも嘘なんかじゃない。
嘘じゃ…ないのに…!
私は、先輩の事も応援してしまってる。
なんと…これじゃまるで浮気をしているダメ男の気分じゃないか!
どっちつかずの、ハッキリしないダメ男と一緒!
私一体、どうしたらいいの!?
「黙ってクラスの応援しなさいよ」
うっ…
「だよね…やっぱり…」
そりゃそうだ…。
私だって、うちのクラスには優勝して欲しいもん。
「だけど、いいんじゃない?東阪先輩の応援もして」
「え?」
「そういうのって、理屈じゃないでしょ?気持ち誤魔化して応援されたって、きっと友野も嬉しくないよ」
「……」
「それに、そんなの陽伊代らしくない。心のままに突き進むのが陽伊代なんじゃん?」
「しーちゃん…」