毎日だって好きって言うよ。
だけど恐らく、先輩はそんな事気にしちゃいない。


というよりも、多分私の予想だと、先輩は決勝戦まで出る気はなかったんじゃないかと思う。


じゃなきゃ、まだジャッジが下されてない中、こんな所に来て昼寝なんてするわけないもん。



そもそも、先輩は何でリレーに出る気になったんだろう?


まさか、本気で私からのご褒美を期待しているわけじゃないだろうし。


気まぐれ?


いつもの先輩の気まぐれ発動か??



気まぐれでも何でもいいや。


先輩の素敵な姿、見られたし。



まだ、目に焼き付いて離れない。


先輩の走る姿…。


涙が出るほど、素敵だった。



「先輩。カッコイイです」


先輩は、寝息を立ててピクリともしない。


寝顔…恐ろしく綺麗だなぁ…。


パーフェクトですかあなたは。

パーフェクトヒューマンなんですか。



先輩の腕をツンツンしてみる。


やっぱり起きる気配はない。



ぐっすり眠っているようなので、今日はいつもより多目にいかせて頂きます。


「先輩好きですっ。好き。大好き。好き好き好き好き好きっ好き〜」


「一休さんか。」


「わぁぁ!!!」
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