毎日だって好きって言うよ。

先輩は、そんな私の迫力に目をパチクリさせている。



「でも…、凄く、凄くカッコよかったですっ!!」



「……」



し…しまった…。


勢い余ってしまった…。


先輩、何も言わないし。


…というか、黙ったまま私の顔をじーっと見てくるし…


これはちょっと…恥ずかしいかもっ‼︎‼︎‼︎




「〜〜っっ」


みるみる赤くなっていく顔を隠すように俯けば、


––––––グイッ


「きゃっ…」



手を強く引っ張られて、気付いた時には…


「!!!」


悠太先輩の………腕の中!?!?!?



「ああああああの…せ、せせせせ」


「ピヨちゃん抱き心地いいね」


そ、それは体脂肪が…ってそうじゃなくてぇぇーーーーー‼︎‼︎‼︎


「よっ」


「ひゃあぁ!!!」


先輩は、私を抱きしめたままベッドに倒れ込む。


もう…何が何だか。


頭の中は大パニックで。


先輩に触れられている所から、血液が沸騰していくのだけは分かった。


毛穴という毛穴から、今にもプシューッと蒸気が出てきそう。


いや、その前に、脳みそが溶けちゃう!
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