毎日だって好きって言うよ。
そこには、トレーにきつねそばとカツ丼のセットを乗せて運ぶ、悠太先輩の姿!


そんな姿も素敵っ!!!!


「先輩こんにちは!!今朝振りですね!!」


「はい。コンニチハ。そうだね。今朝、校門前で白昼堂々告白されて以来だね」


「やーあははは!今朝は朝イチで先輩に告白したい気分だったもんで!」


「結果、朝イチふられてる可哀想な子になったけどね。」


「隣、いい?」先輩はそう言いながら、私の隣の空席を指差す。


うぇぇ!?

悠太先輩とお昼とか、激レアなんですけどっ!

何この神様からのサプライズ!!


心の中で浮かれまくりながら、ヘラヘラした顔で「どうぞどうぞ」と少し左につめる私。


「どうも。」と言って先輩が座ったと同時に、柔軟剤か何かの優しい香りがした。


うわぉ!香りまでイケメン!!!



「東阪先輩、ひとりなんて珍しいですね。いつも必ず女の子が付いてきてるのに」


「あぁ。今日はね、まいてきたの」



「俺だってひとりゆっくり食べたい時もあるんだよ。」そう言ってお蕎麦をすする悠太先輩。


「モテるのも大変ですね」と哀れんだ顔をするしーちゃんの隣で、なぜか黙って黙々と食べている友野。
< 24 / 364 >

この作品をシェア

pagetop