毎日だって好きって言うよ。
*
「吐いたらちょっとスッキリしたな」
ベッドに横になった悠太先輩は、ふぅと息を吐きながら冷や汗を拭っている。
さっきより少し顔色がいい。
何とかトイレまで我慢してくれたおかげで、無事大惨事にはならず。
私は割れた食器を片付けて、また悠太先輩の部屋に戻ってきた。
「お粥…食べられそうですか?」
「ん。」
「熱いので気を付けてくださいね」
そう言ってお粥の入った器を渡すと、すぐに私はコートとカバンを持って立ち上がった。
だけど……
「どこ行くの」
そう呼び止められてしまう。
「……学校に戻ります」
そう言って、ドアノブに手をかければ、
「いなよ」
「え?」
「ここにいてよ」
真っ直ぐな瞳でそう言われてしまって……。
いつもだったら、絶対に浮かれてしまうような言葉なのに、今はただ胸が苦しい。
本当は、帰ってほしいくせに。
先輩は優しいから、私が泣いたせいで無理してくれてるんだ。
「…さっきのは…違うから」
「え?」
「別に、ピヨちゃんがお見舞いに来てくれたのが嫌だとか、そういうんじゃなくて……」
言い辛そうに口ごもる悠太先輩に、私は小首を傾げる。
「吐いたらちょっとスッキリしたな」
ベッドに横になった悠太先輩は、ふぅと息を吐きながら冷や汗を拭っている。
さっきより少し顔色がいい。
何とかトイレまで我慢してくれたおかげで、無事大惨事にはならず。
私は割れた食器を片付けて、また悠太先輩の部屋に戻ってきた。
「お粥…食べられそうですか?」
「ん。」
「熱いので気を付けてくださいね」
そう言ってお粥の入った器を渡すと、すぐに私はコートとカバンを持って立ち上がった。
だけど……
「どこ行くの」
そう呼び止められてしまう。
「……学校に戻ります」
そう言って、ドアノブに手をかければ、
「いなよ」
「え?」
「ここにいてよ」
真っ直ぐな瞳でそう言われてしまって……。
いつもだったら、絶対に浮かれてしまうような言葉なのに、今はただ胸が苦しい。
本当は、帰ってほしいくせに。
先輩は優しいから、私が泣いたせいで無理してくれてるんだ。
「…さっきのは…違うから」
「え?」
「別に、ピヨちゃんがお見舞いに来てくれたのが嫌だとか、そういうんじゃなくて……」
言い辛そうに口ごもる悠太先輩に、私は小首を傾げる。