毎日だって好きって言うよ。
ということは私、ただひとり、ぐるぐるぐるぐると空回りを繰り広げてったってことですか!?!?
何だそれ!?
とんだバカ野郎じゃないか!!!!
「この間から様子が変だと思ったら……。バカだねピヨちゃんは」
呆れたように笑うと、悠太先輩はお粥を一口口に運んだ。
まるで全身の力が抜けてしまったかのように、私は床へとへたり込む。
「どうしたの?」
そんな私に怪訝な顏を向ける悠太先輩。
「よ……よかったぁぁぁぁ。私、もう何をやっても悠太先輩の特別にはなれないんだって……とうとう、諦めなきゃいけないんだって……そう思ったから……私まだ、悠太先輩を好きでいてもいいんですね……」
ホッとした途端出て来る涙。
好きな人をただ好きでいられる。
それが、こんなに嬉しいことだなんて知らなかった。
悠太先輩を知りたいだとか、特別になりたいだとか、贅沢に目が眩んでたからきっとバチが当たったんだね。
今はただ、あなたを好きでいられることが嬉しい。
「……ん」
「え?」
「ごちそうさま」
悠太先輩が私へ向けて突き出していたのは、食べ終わった器。
「あ、はい!」
それを受け取ろうと、ベットに手をついた。
その刹那––––