毎日だって好きって言うよ。

悠太先輩のことを知れば知るほど、悠太先輩を幸せにしてあげたいって気持ちが強くなる。



最初は恋だった。


大切な一歩を踏み出させてくれた恋。


でも、いつの間にか愛に変わってた。


大切な一歩を踏み出させてあげたい愛に。



もっともっと悠太先輩の側にいきたい。


あなたにも愛を教えたい。


愛する一歩を踏み出してほしい。




だから、これからも毎日だって伝えるよ。



「悠太先輩……大好き」











––––––––



「何でこうなるかな……」


隣で眠るピヨちゃんに向けて、俺はひとりごちる。


うとうとしていた所に、繋がれた手がピクッと動いて、俺はまたゆっくりと目を開けた。


そうしたらこれだ。


さっきまで真っ赤になってフリーズしていたやつが、もう寝息を立てて気持ち良さそうに寝てやがる。


普通寝るか?


いくら俺が弱っているからとは言え、もう少し危機感を持つもんだろ?普通。


……てか、まず俺は何してんだ。
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