毎日だって好きって言うよ。
*
そこからのことは、あんまり覚えてない。
私の頭の中では、常にロッキーのテーマソングが流れ続けていて、今までの私からは考えられないくらい勉強勉強の毎日。
フリじゃないよ?
ホントの本気。
しーちゃんや友野、肥田先生に人類滅亡フラグなんじゃないかって本気で心配されるくらい、昼夜問わず勉強に明け暮れた。
そして、中間テスト前日。
「陽伊代、今日も図書室寄って行くのか?」
帰りのHRが終わり、鞄に荷物を整理していると、私の席に友野がやって来る。
前の席の椅子に跨って私の机に頬杖をつく友野は、なぜか不満そうだ。
「うん。家に帰ると気が抜けて眠くなってくるからさ、人の目のある所の方が捗るんだよね」
「そうだろうけどよ…。最近シゲとばっか帰ってるから、俺まんねりして老けそうなんだけど…」
「友野としーちゃん、二人きりだと熟年夫婦みたいだもんね」
「誰が熟年夫婦だ。」と言って、友野は不服そうな顔をする。
「テスト明日だな。頑張れよ。無事留年免れたらなんか奢ってやるよ。」
そこからのことは、あんまり覚えてない。
私の頭の中では、常にロッキーのテーマソングが流れ続けていて、今までの私からは考えられないくらい勉強勉強の毎日。
フリじゃないよ?
ホントの本気。
しーちゃんや友野、肥田先生に人類滅亡フラグなんじゃないかって本気で心配されるくらい、昼夜問わず勉強に明け暮れた。
そして、中間テスト前日。
「陽伊代、今日も図書室寄って行くのか?」
帰りのHRが終わり、鞄に荷物を整理していると、私の席に友野がやって来る。
前の席の椅子に跨って私の机に頬杖をつく友野は、なぜか不満そうだ。
「うん。家に帰ると気が抜けて眠くなってくるからさ、人の目のある所の方が捗るんだよね」
「そうだろうけどよ…。最近シゲとばっか帰ってるから、俺まんねりして老けそうなんだけど…」
「友野としーちゃん、二人きりだと熟年夫婦みたいだもんね」
「誰が熟年夫婦だ。」と言って、友野は不服そうな顔をする。
「テスト明日だな。頑張れよ。無事留年免れたらなんか奢ってやるよ。」