毎日だって好きって言うよ。
それだけじゃないよ。
今日1日で、悠太先輩のことを沢山知れた気がする。
今日の悠太先輩は、はぐらかしてばかりいた今までの悠太先輩とはまるで違う。
ありのままの悠太先輩を私に見せてくれた。
悠太先輩のことに関しても、質問すればちゃんと答えてくれたし、自分から話してくれたりもした。
悠太先輩のお母さんのことだけは、話に上がらなかったけど、それは悠太先輩が話したくなった時でいいと、そう思ったから、私からは敢えて聞くことはしなかった。
悠太先輩を知れば知るほど、どんどん先輩を好きになる。
好きっって気持ちに限界ってないのかな?
そんなのないというのなら、私の悠太先輩に対する想いは、生きてる限り募り続けて、一体どこまで行ってしまうんだろう?
そう思うとちょっと怖いくらいだ。
それと同時に気付いたこともあった。
今まで悠太先輩が私に自分のことを話したがらなかったのは、そうなる私に気付いていたからなのかもって。
悠太先輩のことを知れば知るほど、大切な存在になってく。
悠太先輩はそれを知っていたから……だけど、それに応えることは出来ないから、私を突き放し続けたんだ。
やっぱり思っていた通りだ。
悠太先輩は、凄く凄く優しい人……。