毎日だって好きって言うよ。
「……っ…友野……ごめ…
「ごめん!!!」
私が謝ろうとした瞬間、私の言葉は友野のその言葉によって遮られてしまった。
訳が分からず、私は友野を凝視する。
「…何で…友野が謝るの?」
「陽伊代。ごめん。俺、嘘ついた」
「……嘘?」
パイプ椅子に座る友野は、私のいるベッドに手をついて深く頭を下げる。
「お前をここまで運んだのは、俺じゃない」
「……え?」
「お前をここまで運んだのは、
東阪先輩だよ」
名前を聞いただけで、早くなる私の鼓動。
いつもこの鼓動が、私がどれだけ悠太先輩を好きか証明してくれる。
「俺、すげぇせこい。お前があの人を選ぶなら側にいられないみたいな言い方したり、お前がふられて傷付いてる時につけ込むように付き合おうって言ったり……。最悪だわ俺。かっこわりぃ」
額に手を当てて、友野は苦しそうに顔を歪める。
そして、大きなため息をひとつつくと、私の目を見て意を決したように言葉を発した。
「陽伊代。あれ、なかったことにしてくれないか?」
「……あれ?」
「お前の友達じゃ、いられないってやつ」