毎日だって好きって言うよ。
申し訳なさそうに私を見る友野に、私はまだ訳が分からず目をパチクリさせている。
「どういうこと?」
「そのままの意味だよ。これからも、陽伊代の友達でいさせて」
「…で、でも、友野は…私が好きなんだよね?」
「好きだよ。すげー好き」
「うっ……」
あまりにハッキリとそう言う友野に、聞いたこっちがうろたえてしまう。
「で、でも、それって私にあまりにも都合良すぎない?」
友野の気持ちに応えることは出来ない。
だけど、友達ではいてほしい。
そんなの私のわがままだ。
「いいんだよ。惚れたやつが負けなんだから。
それに、友達でいた方がいざって時奪いやすいだろ?」
ニヒルな笑みを浮かべる友野に、不覚にもドキッとしてしまう私。
「隙があったらすぐ奪うからな。だから、お前は何も考えず、お前らしくあの人にぶつかれよ。それで、お前達がどうなろうと、俺は正々堂々あの人と戦うだけだ」
「……っ!」
友野の後ろの窓から、柔らかい光が差し込んで、友野がキラキラして見える。
そんな友野を見ていたら、急に涙が込み上げてきて……。