毎日だって好きって言うよ。





––––––


悠太先輩は、やっぱり殺人アメーバだ。


あまりに突然のことすぎて、閉じる余地もなかった目を見開いたまま、くだらないジョークが頭に浮かんでくる。


そんなこと考えてる場合じゃない。


私、今……悠太先輩とキスしてる。


「……っ!」


そう脳が認識したと同時に、グツグツと沸騰し出す私の血液。


溶ける!

脳みそが溶けるっ!!


何とか抗おうとジタバタするも、後頭部を押さえられ、


「…!?〜〜〜っっ」


更に深くなるそのキスに、もはや足に力が入らなくなってきた私は……。


「っぷはぁっ!わっ!!」


腰を抜かし、その場にヘタリ込んでしまった。


私の手首を掴んだままの先輩に支えられ、見下ろされているけども……


「大丈夫?」


大丈夫なわけあるかーーーっっ!!!!


「ごめんね。手加減出来なくて」


「せ…せんぱっ……先輩っ何でっ!!」


「何でって。したかったから?」


しれっとそう言う先輩に、私の身体はワナワナと震え出す。


このっ……イケメンがぁぁぁ!!!!(←やっぱりディスれない。)
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